沼
沼…と言ってもレンズ沼でないのだ。
パニさんのカスタムで少し気になってたものがある。
小僧の時にもあったが、スパークプラグの変更による変化ってどうなんだろ?ってな感じ。昔と違って色んな情報を得られるのだけど、歳と共にどうも”胡散臭い”と感じるようになった。小僧の時はそんなものを買う余裕もなかったが、凄く気になっていたのも事実だったり(笑)
ボアも変わらず燃調も変わらずで、発火量だけでそこまでの違いが出るのか?情報では、鼓動感のアップ、トルクが上がる、高回転までストレスなく回る、振動がマイルドになる、乗れば違いが判る等々と…いわゆる「都市伝説」というのかプラセボ効果?なんじゃぁと眉唾で胡散臭いと感じていたが、2000円程度だし、ものは試しにと交換してみることにした。
ノーマルプラグは言わずと知れた、NGKなのでイリジウムも視野に入れていたけど、写真のプラグをよく耳にするので、購入してみたわけです。こいつはプラグ径が16㎜とNGKのプラグとはサイズが異なるため、プラグレンチそのものも購入する必要があった。まぁこれについては仕方ない所でもあるよね。
商品が届いて、夜に早速プラグ交換を実施する。まぁパニさんは単気筒なので交換は当然1本のみ…サクッと作業を終了し、着火テストを実施しエンジン始動。無事に始動し「あれ?音が少し大きい?」なんて一瞬思ったけど、気のせいだろ?と直ぐにエンジンを切りその日はそのまま就寝。
翌朝、出勤前にエンジンかけて暖機運転…ん~ほんの少し大きくなったかなぁ?の印象と共に、出発すると「あれ?エンジンが元気っぽい?」と。
今まで2速のエンジンフィーリングがあまり好きでなかったのだけど、若干マイルドに回転数が上がってるような気がした。でも、そない言うほどってな感じだった。やっぱ大型のトルクを知ってる以上、大きく変化あるとは思えない。なので気のせいか?ってな感じだった。違いの分かる人間と思ってたけど、違いの分からない男だったとは💦
直明けの休日、高速域のテストをしようと、帰宅する際に高速を使用してみることにした。
走って思ったのは、やっぱり音が大きく歯切れのよい音に変わってると再認識、その上すごくエンジンが元気な気がした。もともとパニさんはぶん回すバイクでもないので、高速などは苦手な分野だと思うけど、どうもぶん回したくなる衝動にかられた。環状線を5周ほど周回し、高速を降りる前に「こんだけぶん回せそうなら520コンバートしたし結構なトップでるのでは?」とスロットルを全開に!!
60㎞からスムーズに回転数が上がっていき、5速5000rpmでいきなし回転数が上昇しない💧
なんでじゃ?ちなみに以前にノーマル時にレッドゾーンの7000rpmまできっちり回ってるんだけど?ちょっと頭が真っ白になりますた(笑)
印象的にはリミッターがかかったような感じでしたので、きちんと発火してないのか?とか、パワーが足りてないのか?とか電圧が足らないのか?とかいろいろ頭を悩みつつ、受けた印象ではパワー云々ではないような感じがしたので、どうしたものかと悩んでいる最中。YSPや某カスタムショップにも聞いてみたけど、とりあえずノーマルに戻せとのご意見だったので、本日ノーマルプラグへ戻した。
で、デチューンと言うのか、感想は…エンジンの元気がなくなった。いわゆるおとなしくなった印象を受けた。
とりあえず、5速5000rpm以上に回るのかをテストし今後を考えるとしよう。
ちなみにカタログ上、パニさんの最大出力は6500rpm、最大トルクは5500rpmとなっている。
減速比はノーマルで2.947に対し、520コンバートで2.688となるようで、最大トルク・最大出力前の回転で止まってしまうのは変だと思ったりします。
まったく素人なのでさっぱり分かりませんが、もっか沼に陥った気分です。